ロイヤルベビー誕生 経済効果は270億円
イギリス王室のキャサリン妃が2日、第2子となる女の子を出産した。プリンセスの誕生から一夜明け、祝福ムードに包まれるロンドン・ケンジントン宮殿前から最新情報を渡辺祐史記者が伝える。
ウィリアム王子一家は、一家4人での初めての一夜をこの住まいで過ごした。待ちに待ったプリンセス誕生にロンドン中心部の広場では、女の子ということで噴水がピンク色にライトアップされたほか、観覧車がイギリス国旗の3色の電飾に彩られた。
一夜明けた3日、ロンドン中心部の子供用品の店ではお祝いのメッセージも掲げられた。ロイヤルベビー誕生に伴う経済効果は1年で270億円とも言われているので、格好のビジネスチャンスとなっているようだ。
地元紙の朝刊では、各紙ともプリンセスの写真が大きく一面を飾っている。「待ったかいがあったよ、キャサリン」と見出しをつけた新聞もあった。
お披露目の様子の解説も多く、ウィリアム王子が車に乗る際に見せたVサインのようなしぐさは「2回目だから前回より赤ちゃんをうまいこと乗せたぞ」という意味だとか、「キャサリン妃が今回カメラの前でしゃべらなかったのは出産直後の妻を王子が気遣ったからではないか」といった内容になっている。
注目される名前は数日中に発表になると見られているが、「アリス」「シャーロット」といった過去のプリンセスの名前や、「ダイアナ」などといった名前も人気があるようだ。
キャサリン妃が出産した日に退院したことについては、あくまで母親や赤ちゃんの状態次第だが、出産したその日に働きはじめる母親もいるので、とりたてて珍しいということではないようだ。