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ボストン爆弾テロ実行犯被告に「死刑」評決

2015年5月16日 8:48

 おととし、3人が死亡、260人以上がケガをしたアメリカのボストンマラソン爆弾テロ事件の裁判で、陪審は15日、ジョハル・ツァルナエフ被告に死刑の評決を下した。

 ツァルナエフ被告は、大量破壊兵器を使った罪などで先月、有罪の評決が言い渡され、陪審員らは死刑か終身刑かを審理していた。

 弁護側は「犯行は兄が主導し、ツァルナエフ被告は従属的な立場だった」と主張して、死刑の回避を求めていたが、15日、陪審員の多数は「兄の影響を受けていたとは言えない」と指摘した。その上で陪審は「被告は自分の行為に対していかなる後悔の念も示していない」として死刑の評決を下した。

 被害者の家族「私は息子2人が義足をつけるのを毎日見なくてはなりません。心の整理と呼べるかわかりませんが、肩の荷がおりた気はします」

 あらためて裁判長が死刑判決を言い渡すが、ツァルナエフ被告は不服として今後、控訴する可能性がある。