英・エリザベス女王が施政方針演説
イギリスで27日、エリザベス女王が2期目となるキャメロン政権の施政方針を読み上げた。EU(=ヨーロッパ連合)からの離脱を問う国民投票に向け準備を進める方針を示した。
イギリスの議会では、政府が作成した施政方針演説を国家元首が読み上げるのが通例となっている。今月7日に行われた総選挙ではEUからの離脱を訴える政党が支持を伸ばし、2期目となるキャメロン政権はEUとの関係見直しを表明している。
エリザベス女王「2017年末までにEU離脱の是非を問う国民投票を行うため、関係する法律を早期に導入する」
施政方針演説では「政府はEUとの関係について再交渉し、全ての加盟国の利益となるよう改革を追求する」と表明し、2017年末までの国民投票実施に向けて準備を進める方針を示している。