アメリカのオバマ大統領は１日、南シナ海で埋め立てを続ける中国を批判し、領有権問題の平和的解決に向け埋め立てをやめるよう求めた。

　オバマ大統領は、アジアが繁栄した理由として「航海の自由」があったことを挙げた上で、国の大きさや海軍力によって領有権を主張すれば、繁栄は小さくなるという認識を示した。その上で、南シナ海の岩礁で埋め立てを続ける中国を批判した。

　オバマ大統領「力ずくで人々を追い払うようなことをしてはいけない」

　オバマ大統領は岩礁の埋め立ては領有権問題の解決には、逆効果だとして、直ちに止めるよう求めた。オバマ政権からは中国が埋め立てを続けていることへの批判が相次いでおり、この日の発言もアメリカのいらだちを示したものと言える。