約13年ぶり 1ドル=125円80銭台に
5日、アメリカ・ニューヨーク外国為替市場で円相場が約13年ぶりに1ドル=125円台後半となった。アメリカでは5日、5月の雇用統計が発表され、景気の動向を反映する農業部門以外の就業者の数が市場の予想を大幅に上回る28万人の増加となった。
このため、ニューヨーク外国為替市場では景気の先行きに期待感が膨らみ、円を売ってドルを買う動きが加速して、円相場は約13年ぶりに1ドル=125円80銭台にまで円安が進んだ。
好調な経済指標が相次ぐ中、アメリカが年内にも事実上のゼロ金利を終了するとの見方も広がっていて、高い利回りが期待できるドルを買う動きがさらに活発になる可能性もある。