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上海テレビ祭 「抗日ドラマ」が増加傾向に

2015年6月9日 15:24
上海テレビ祭 「抗日ドラマ」が増加傾向に

 中国・上海で約70の国と地域が参加するテレビ番組の見本市「上海国際テレビ祭」が開かれている。今年は、戦後70年を意識した抗日ドラマも多く出品されている。

 国営の中国中央テレビは、海外向けに南京大虐殺のドキュメンタリーを販売している。尖閣諸島が国有化された2012年、中国国内で多くの抗日ドラマが放映されたが、常識を逸脱した内容が多く当局が規制に乗り出し、減少傾向にあった。しかし、戦後70年にあたる今年は、再び増加傾向にあるという。

 抗日ドラマの制作会社「販売している抗日ドラマは、すでに放送されている地区では、視聴率1番です」

 今年は、日本を訪れる中国の観光客の数が過去最高となる見通しになるなど友好ムードが高まっているが、一方で、テレビ局関係者は「抗日戦争関連の番組は一定の需要があり、売れ行きは好調だ」としている。