ＭＥＲＳ（＝中東呼吸器症候群）の感染者が１８日に初めて確認されたタイで、今後の感染拡大を防止するための関係者らによる対策会議が開かれた。

　タイ保健省によるとＭＥＲＳの感染が１８日に確認されたのは、中東のオマーンからタイを訪れていた７５歳の男性だった。タイでＭＥＲＳの感染が確認されたのは初めてで、保健省で１９日、関係者らが集まり、今後の対策などについて話し合う会議が開かれた。会議では男性に接触した病院関係者などの体調の確認を続けていくことや、病院に隔離されたＭＥＲＳ検査設備を設置するなどの対策について話し合った。

　また、タイの保健相は会議後に会見を行い、今後の感染拡大防止に向けＷＨＯ（＝世界保健機関）とともに対策を進めていくとしている。