韓国MERS感染 230の学校など休校
ウイルス性の感染症MERS(=中東呼吸器症候群)の感染者が急増している韓国では、隔離対象者が1300人を超え、学校も相次いで休校になるなど影響が拡大している。
韓国の保健福祉省によると、韓国国内でのMERSの感染者は新たに5人増えて30人となり、感染者と接触のあった隔離対象者は、1300人を超えた。保健当局の初期対応をめぐり、政府への批判が高まる中、朴槿恵大統領は3日午後、専門家を集めた緊急対策会議を開催。「今回の問題点を徹底的に分析し、国民に説明すべきだ」と指示した。
一方、感染者が確認された京畿道を中心に、230の幼稚園や学校が休校措置をとった。また、観光当局によると、中国などからの観光客2500人が訪問をキャンセルするなど影響が広がっている。