ガザ地区の戦闘一時休止 人質の解放始まる
イスラエルとイスラム組織ハマスが合意したパレスチナ自治区ガザ地区での戦闘の一時休止が日本時間24日午後2時から始まり、イスラエルメディアによると、日本時間24日午後11時すぎ、13人の人質の解放が始まりました。イスラエルから宮前明雄記者の報告です。
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私はエジプトとの国境から30キロほど離れたイスラエル軍の空軍基地に来ています。解放された人質はまもなくこちらの空軍基地に到着するため、世界各国のメディアが集まっています。
イスラエルメディアによりますと、日本時間24日午後11時すぎ、13人の人質解放が始まったということです。解放された人質は、エジプトとガザ地区の境界にあるラファ検問所を通って、一度、エジプト側に出された後、空軍基地に車で到着する予定です。
――Q.人質の皆さんはその場で家族と再会できるのでしょうか?
人質の皆さんは空軍基地で健康診断を受けた後、初めて家族などと電話やメールで連絡が取れるようになるということです。その後、症状に応じてそれぞれ、イスラエル国内の病院に4機のヘリコプターで搬送され、そこでようやく家族などと再会できる見込みです。
先月始まった衝突以降、双方の合意に基づく戦闘休止と人質解放は初めてですが、25日以降も予定されている人質解放が着実に実行されるかが焦点となります。