ゼレンスキー大統領 露軍「白リン弾」使用と非難
ウクライナのゼレンスキー大統領は24日、ロシア軍が非人道的とされる「白リン弾」を攻撃の際に使ったと非難しました。
白リン弾は化学兵器には指定されていませんが、皮膚に触れると激しいヤケドなど人体に深刻な被害をもたらすことから、民間人などを標的に使うのは非人道的とされています。
ウクライナ東部、ルハンシクの地元当局は23日夜にルビジュネでロシア軍が白リン弾を使い、4人が死亡したと主張しました。
また激戦地となっている首都キーウ近郊のイルピンでも白リン弾が使われた可能性があるということです。
ゼレンスキー大統領は24日NATO(=北大西洋条約機構)の緊急首脳会議で演説し、ロシア軍が「白リン弾」を使ったと非難しました。
ロシア軍が使用したとの証拠は示されていませんが、ルハンシクの地元当局は「証拠を示すつもりだ」としています。