北朝鮮は24日午前3時54分に弾道ミサイルの可能性があるものを発射しました。アメリカ・ワシントンから中継です。

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今のところ、アメリカ政府の反応はありません。バイデン大統領は現在、夏休みでネバダ州に滞在していて、ホワイトハウスを不在にしています。

アメリカ政府は日本や韓国と共に、北朝鮮に対し発射の中止を求めていました。今月22日には、日米韓の政府高官が電話会談を行い、「弾道ミサイル技術を使用した発射は、国連安保理決議の明白な違反だ」として中止を強く求めていくことを確認し、国連の安全保障理事会での対応を含め、緊密に連携していくことで一致していました。

北朝鮮が5月に軍事偵察衛星を打ち上げた際は、アメリカは日本などと共に国連安保理の緊急会合の開催を要請。開かれた緊急会合では、安保理決議違反だとして北朝鮮を強く非難しましたが、中国やロシアが北朝鮮を擁護し、非難の応酬となりました。

今回の発射を受けアメリカは、日本や韓国と連携し国連の安保理で北朝鮮への制裁強化などを求める可能性もありますが、中国とロシアの同意を得て、安保理として一致した対応をとることは困難な状況です。