東部ドネツク州で一進一退の攻防か 州知事はさらなる軍事支援求める
ロシアが制圧を目指すウクライナ東部ドネツク州では、欧米から供与された兵器でウクライナ軍が抗戦を続けていて、戦況はこう着しているとみられています。
イギリス国防省は7日、ドネツク州の戦況をめぐり、「前線では激しい砲撃が続いているが、ロシア側はほとんど前進していない」と分析し、こう着しているとの見方を示しました。
こうした中、ドネツク州のキリレンコ知事は7日、欧米から供与された兵器で反撃しているとしながらも、「敵を完全に停止させるほどではない」と、さらなる軍事支援を求めました。
一方、ウクライナで盗まれた穀物を積んだ疑いでトルコ当局が停留させていたロシアの貨物船について、ウクライナ外務省は7日、トルコが出航を許可したと明らかにしました。
ウクライナ外務省は、トルコ側に対し詳しい経緯の説明を求めています。