ロシア、ドネツク州掌握に向け攻勢強める
ウクライナ東部2州の制圧を目指すロシアは、3日にルハンシク州の制圧を宣言したのに続いて、ドネツク州の掌握に向け攻勢を強めています。
ドネツク州・キリレンコ知事「やはり砲撃の数が増えた。ロシアはスロビャンシクなどに攻撃を集中させてくるだろう」
ドネツク州のキリレンコ知事は3日、ロシアの砲撃でスロビャンシクで死亡した6人を含め、州内で9人が死亡したとして、「ロシアは一般市民を殺している」と非難しました。
ウクライナ軍参謀本部も、ロシアがドネツク州の居住地区の支配を目指しているとしていて、攻撃の中心がルハンシク州からドネツク州に移っていると明らかにしています。
4日、戦況について報告を受けたロシアのプーチン大統領は、「ルハンシクで成功を収めた部隊は休息を」とねぎらう一方、他の部隊は戦闘を継続するよう指示しました。
こうした中、スイスではウクライナの復興支援を話し合う国際会議が始まり、ゼレンスキー大統領がオンラインで参加しました。
ゼレンスキー大統領「世界平和の維持には、ウクライナの復興が最大の貢献になる」
会議では、ウクライナが具体的な復興計画を示し、5日に参加各国による支援策を決定する見通しです。