フィンランド 天然ガスのパイプラインが破損「原因は外部によるもの」
フィンランド政府は、フィンランドとエストニアを結ぶ天然ガスのパイプラインなどが破損したと発表しました。
フィンランドのニーニスト大統領は10日、声明を出し、フィンランドとエストニアを結ぶ海底の天然ガスのパイプラインと通信ケーブルが破損したと発表しました。
「原因は外部によるものだ」としていて、エストニア政府とともに調査を進める方針です。
復旧には数か月かかる見込みで、「エネルギー供給には問題がない」としながらも、「今後ガスの価格が上昇する可能性がある」としています。
ヨーロッパの天然ガスのパイプラインをめぐっては、去年9月、ロシアからの天然ガスを送るパイプライン「ノルドストリーム」が破損しました。「ウクライナ側による破壊工作だった」とする報道が出ているものの、ドイツ政府などが調査を続けていて、真相は明らかになっていません。