ウクライナ軍“パイプライン破壊計画”米政府が事前に把握~米紙
ロシアからヨーロッパに天然ガスを送るパイプライン「ノルドストリーム」で去年9月に起きたガス漏れをめぐり、ワシントンポストは6日、ウクライナ軍による破壊計画をアメリカ政府が事前に把握していたと報じました。
ワシントンポストによりますと、ウクライナ軍特殊部隊の6人が身元を偽って船を借り、潜水艇を使ってパイプラインを破壊する計画が去年6月にヨーロッパの情報機関からアメリカのCIAに伝えられました。ウクライナ軍のザルジニー総司令官の指揮下で計画され、ゼレンスキー大統領が計画を把握していなかった可能性もあるということです。
ワシントンポストはSNSに流出したアメリカ軍の機密文書から情報を入手したとしています。
アメリカ・ホワイトハウスのカービー戦略広報調整官は6日、報道について「ドイツ、スウェーデン、デンマークが調査を行っている」と述べるにとどめました。