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ロシア“侵攻”「映画のような…」キエフ在住の日本人が語る街の様子

2022年2月24日 21:10
ロシア“侵攻”「映画のような…」キエフ在住の日本人が語る街の様子

24日、ロシアはウクライナ東部への軍事侵攻を始めました。軍の施設への攻撃も行い、首都キエフでは爆発音も聞かれました。そのキエフに住む日本人に街の様子を聞きました。

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日本時間24日午後4時過ぎ、仕事でウクライナの首都キエフに住んでいる日本人男性が、緊迫した現地の状況を語りました。

キエフ在住 日本人男性
「けさ爆発音が鳴り響いて町なかに鳴り響いてですね、『明け方の4時から5時くらいから戦争が実質的に始まった』といううわさなんですけれども、そこから交通量が徐々に増えてきましてですね、6時くらいですね、今から3時間くらい前には実質的にまひ状態になっていて、車が数メートル前に進むのも何十分もかかるという感じでした。それで救急車も交差点の手前で止まって、何十分もとまっているという様子も見えていましたし、サイレン的なものもしょっちゅう鳴っていました」

早朝から目まぐるしく変わっているという街。

キエフ在住 日本人男性
「断続的にドゴーン、ドゴーンと、そういうような音でしたね。それが何十回か聞こえた。もう映画のワンシーンを見聞きしているような」

安全面での不安に加え、生活への影響も心配だといいます。

キエフ在住 日本人男性
「見る限りですと、スーパーももう行列ができていると。『宅配でなんとかなるかな』と、昨日までは思っていたんですけど、今日の交通のまひ状態を見ると、宅配も機能しないんじゃないかなと分かったので、近場までの買い出しは時間絞ってぱぱっといきたいなと」

現地では情報が錯綜(さくそう)しているといいます。

キエフ在住 日本人男性
「意外とデマ情報というか真偽が明らかではない情報がかなり多かった」

混沌(こんとん)とした中、日本に住む人に向けて、こう訴えました。

キエフ在住 日本人男性
「日本の皆さんがウクライナに関心を持っていただくことが、結果的に戦争を防いだり、今、始まってしまいましたけど、少しでも抑止力になると期待してますので、これからも興味を持って、関心を持って応援していただけると」