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米国務長官が強い危機感「ロシアによる侵攻の瀬戸際」

2022年2月21日 7:07

緊迫するウクライナ情勢をめぐり、アメリカのブリンケン国務長官は20日、「ロシアによる侵攻の瀬戸際にある」と述べ、強い危機感を示しました。

ブリンケン長官は20日、CNNの番組に出演し、ロシアがベラルーシ軍との合同軍事演習の延長を決めたことなど、「今起きている全てが、ロシアによる侵攻が行われる瀬戸際にあることを示している」と述べ、強い危機感を示しました。

一方で、「バイデン大統領は、戦争を防ぐためなら、いつでもどのような形式でもプーチン大統領との会談を行う用意がある」と述べ、首脳レベルでの事態打開にも意欲を示しています。

また、バイデン大統領は20日、関係閣僚らと国家安全保障会議を開き、ロシアへの対応を協議しました。

一方、プーチン大統領は20日、フランスのマクロン大統領と電話で会談しました。プーチン大統領は、ウクライナ東部の情勢の悪化はウクライナ軍によるものと批判しましたが、両首脳は、外交的解決を優先することで一致したということです。