来年のアメリカ大統領選挙に、現職のニュージャージー州知事が先月３０日、立候補を正式に表明した。共和党からの立候補はこれで１４人目。

　出馬表明したのは、クリス・クリスティー・ニュージャージー州知事。クリスティー知事は「強く決断力のある大統領が必要であり、自分が出馬することを誇りに思う」と強調、「オバマ大統領の弱く無責任な外交政策を経験した今、その友人であるヒラリー氏を大統領にするべきではない」と批判した。

　率直な物言いから人気が高いクリスティー知事だが、側近が隣の州につながる橋の車線を一部閉鎖し、故意に大渋滞を引き起こすよう画策したスキャンダルに見舞われてから人気に陰りがでている。

　共和党から大統領選挙に立候補したのはこれで１４人目となり、指名争いはますます混戦模様となっている。