来年行われるアメリカの大統領選挙に野党・共和党からリンゼー・グラム上院議員が１日、立候補を表明した。

　グラム氏は空軍出身で、２０年にわたり下院、上院議員を務める共和党の「重鎮」。外交政策では「タカ派」として知られている。地元のサウスカロライナ州で出馬表明を行ったグラム氏は、「他の共和党候補やクリントン前国務長官よりも安全保障分野での経験がある」とアピールした。さらにグラム氏は、「オバマ大統領は、アメリカを安全ではない国にした」として、テロ対策に力を入れていくことを強調した。

　共和党で立候補を表明したのは９人目で、４日にはテキサス州前知事のリック・ペリー氏も出馬を表明する予定。