NYダウ46ドル安 終値1万7683ドル
独立記念日を含めた3連休明けの6日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、ギリシャの国民投票の結果を受け、下落して取引が始まったものの、その後は回復に転じ、ダウ平均株価の終値は前営業日比46ドル53セント安の1万7683ドル58セントだった。ハイテク株が中心のナスダック総合指数は同17.27ポイント安の4991.94。
6日のニューヨーク株式市場は、取引開始直後から売りが殺到した。ギリシャの国民投票で財政緊縮策への反対が多数を占めたことから、債務問題が長期化することやギリシャがユーロを離脱した場合のリスクを回避するためで、ダウ平均株価の下げ幅は一時160ドルを超えた。
しかし、市場関係者によると、全体としてはアメリカの投資家は楽観的で、今月20日のECB(=ヨーロッパ中央銀行)への国債償還期限までにはギリシャとヨーロッパ各国が合意できるとみているという。そのため、徐々に下げ幅は縮小した。