黒人射殺の警官逮捕 ボディーカメラ映像で
アメリカの中西部オハイオ州で白人の警察官が黒人男性を射殺する事件があり、警察官自身のボディーカメラの映像により、29日、警察官が起訴された。
今月19日、オハイオ州シンシナティでの事件の様子を記録した警察官のボディーカメラの映像。車の前面にナンバープレートがついていないことから、白人の警察官が運転していた黒人のサミュエル・ダボースさんを職務質問した。
「免許証を確認できるまで、シートベルトを外してください」
「何も悪いことしてないのに」
「ストップ。ストップ」
ダボースさんが車を発進させようとした瞬間、警察官が発砲し、ダボースさんは死亡した。ダボースさんは武器を持っていなかった。
警察官のレイ・テンシン被告(25)は事件直後、「車に引きずられたから撃つしかなかった」と話していたが、映像とは異なることから、29日、殺人罪で起訴された。