黒人射殺容疑者を「ヘイトクライム」で起訴
先月、アメリカ・サウスカロライナ州の教会で黒人9人が射殺された事件で、容疑者の白人の男が人種差別に基づく犯罪を禁じた連邦法に違反した罪などで起訴された。
この事件は先月17日、サウスカロライナ州の教会でディラン・ルーフ被告が黒人9人を射殺したとして逮捕されたもの。州検察はルーフ被告を殺人罪で起訴しているが、アメリカ司法省は22日、ルーフ被告の黒人への差別意識が犯行の動機だと断定し、憎悪による犯罪、いわゆる「ヘイトクライム」を禁止する連邦法に違反した罪などで起訴したと発表した。司法省は、人種間の緊張を高めることが目的だったと指摘している。