22年冬季五輪めぐり2都市が最終プレゼン
2022年冬季オリンピックの開催都市が31日に決まるのを前に、マレーシアで行われているIOC(=国際オリンピック委員会)の総会で最終プレゼンテーションが行われた。
2022年冬季オリンピックには史上初となる夏・冬ダブル開催を目指す中国・北京と、選ばれれば中央アジア初となるカザフスタン・アルマトイが名乗りを上げている。
プレゼンテーションでアルマトイ側はコンパクトな会場運営を強調。豊富な資金力を持つ北京が有利とみられているが、マシモフ首相は「政治的支援は約束されている。財政面に懸念はない」と訴えた。
一方、北京側は冒頭で習近平国家主席のビデオメッセージを上映した。
習国家主席「北京を選べば、中国人民が必ず、すばらしく卓越した冬季五輪を開催できると信じている」
北京側は2008年のオリンピックの実績をアピールし、大気汚染対策や、懸念されている雪不足についても人工雪で対応できると訴えた。
投票は日本時間31日午後5時15分に始まり、午後6時半すぎには開催都市が発表される。