１１日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、中国の人民元の切り下げを受けてアメリカの輸出企業の売り注文が相次ぐなどして、ダウ平均株価は前日比２１２ドル３３セント安の１万７４０２ドル８４セントで取引を終えた。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も６５．０１ポイント下がり、５０３６．７９で終えた。

　この日は、中国の人民元が切り下げられたことで、中国への輸出に影響が出ることが懸念され、売り注文が相次いだ。また、中国の景気への不安感も高くなり、投資家らが運用リスクを避けて株を売る動きが強まった。さらに原油の先物相場も大幅に下落したが、この先、原油需要が伸び悩むとの見方も出て売りが加速した。