倉庫爆発で地震局が揺れ観測 死者44人に
中国・天津で危険物を保管する倉庫が爆発した事故は、死亡者が44人に増えた。警察は、会社の責任者を拘束して、爆発の原因などを詳しく調べている。
爆発は現地時間12日午後11時半頃、天津市の港にある危険物を保管する倉庫で起きた。ごう音とともに大きな炎や煙が立ち上ったという。
地震局は爆発に伴う揺れを2回観測し、爆発の規模は、最大で火薬21トン分にも相当する威力だったとしている。現場では、一夜明けた今も煙が上がっている。
現場近くにいた人「当時は寮の中にいて、大きな音が響いて起きた。降りてみるとガラスがこんなに割れていた」
駅のロータリーにあった時計は、爆発直後の時間をさして止まっていた。
新華社通信によると、爆発による死者は44人に増えた。ケガ人は520人に上り、うち66人が重傷だという。
警察は、会社の責任者を拘束して、爆発の原因などを詳しく調べている。