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バンコクで爆発、死傷者多数 邦人1人ケガ

2015年8月18日 1:49
バンコクで爆発、死傷者多数 邦人1人ケガ

 タイのバンコク中心部にある日本人観光客もよく訪れるエリアで17日夜、爆弾が爆発し、少なくとも19人が死亡、111人がケガをした。ケガ人には日本人男性1人が含まれている。

 爆発があったのは、バンコクの中心部の日系デパートなども立ち並ぶ交差点の近く。日本時間の17日午後9時ごろ、オートバイに仕掛けられていた爆弾が爆発し、火の手が上がった。警察当局によると、これまでに少なくとも19人の死亡が確認され、111人がケガをしている。死亡者のうち4人は外国人で、ロイター通信は、中国人2人とフィリピン人1人が含まれていると伝えている。

 タイの日本大使館によると、爆発に巻き込まれた日本人男性1人がケガをして病院に搬送されたという。

 現場付近では爆弾がもう1つ見つかり、警察がすでに処理した。犯行声明などは出ていないが、プラウィット国防相は地元メディアに対し、「犯人は、経済と観光業に打撃を与えようとしたとみられる」と話している。

 タイでは13年から政情不安による大規模デモやテロで混乱が続いたが、去年5月に軍がクーデターを起こし、政権を握ってからはバンコクの治安は安定していた。ただ当初「ことし中」としていた民主化のプロセスは遅れ、軍事政権への批判も高まっている。