中国が来月３日に「抗日戦争勝利７０年を記念する」として初めて行う軍事パレードに向け、２３日午前、大規模な予行演習が行われた。

　２３日の予行演習は、日本時間午前８時過ぎから始まったものとみられる。北京中心部の上空には、航空機の編隊が会場の天安門広場の方向へ飛行するのが確認された。また、複数のヘリコプターで戦後７０年の「７０」を描きながら飛行する様子も見られた。

　北京中心部では２２日夜から厳重な交通規制が敷かれ、戦車や弾道ミサイルを載せた車両などが天安門方向に移動した。中国軍は、来月３日のパレードに登場する兵器のうち８割以上が初公開だと発表している。

　ロシアなど十数か国の軍隊や代表団も参加するということで、中国の威信をかけたパレードの準備は、大詰めを迎えている。