難民16万人で議論 4万人は分担で合意
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中東シリアなどから難民や移民がヨーロッパに殺到している問題で、EU(=ヨーロッパ連合)は日本時間14日夜、臨時の閣僚会議をベルギー・ブリュッセルで開き、これまでに難民4万人を分担して受け入れることで合意した。
会議では、難民16万人の受け入れについて人口やGDP(=国内総生産)などに応じて国ごとに割り当てるというEUの提案について協議している。このうち、イタリアとギリシャにいる難民4万人について分担して受け入れることでこれまでに合意したという。
受け入れ国には難民1人当たり6000ユーロ、約81万円支給される。残りの12万人の割り当てについては東欧など一部の国が反発していて、この日の会議で合意に達することができるかどうかは不透明な情勢。