NY株140ドル高 石油株上昇で
16日のアメリカ・ニューヨーク株式市場はアメリカのゼロ金利政策の解除をめぐる決定が1日後に控える中、ダウ平均株価は前日より約140ドルほど値を上げて取引を終えた。
16日のニューヨーク株式市場のダウ平均株価は前日比の終値から140ドル10セント高の1万6739ドル95セントで取引を終えた。またハイテク株が中心のナスダック総合指数は28.72ポイント上がり4889.24となった。
アメリカではこの日から2日間の日程で事実上のゼロ金利を解除し利上げをするかを決める連邦公開市場委員会(FOMC)が始まった。ニューヨーク株式市場は取引開始後はその決定を見守る「様子見ムード」で小幅な値動きから始まった。しかし、原油の先物取引が上がった事を受け石油株が上昇し、相場全体を引っ張った形。
リーマンショック後に始まった事実上のゼロ金利政策が約6年半ぶりに解除されるのか。市場関係者は「ここにきて『見送るとの見方がやや強まっている』」と話している。世界市場、中でも新興国経済への影響が懸念される中注目の決断は1日後に迫っている。