米FRB 4会合連続で利上げを見送り 早期の利下げには慎重
アメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会は31日、金融政策を決定する会合を開き、4会合連続で政策金利の据え置きを決めました。
FRBは31日、政策金利を据え置くことを決めました。記録的なインフレを抑え込むため、2022年3月以降、利上げを行ってきましたが、インフレが鈍化しつつあることなどを受けて、去年9月以降、4会合連続の据え置きとなります。
FRB・パウエル議長「昨年後半のインフレ率低下は歓迎すべきことだが、目標に向け持続的に低下している確信を得るためには、引き続き証拠を確認する必要がある」
FRBのパウエル議長が、早期の利下げに慎重な見通しを示したことで、アメリカ・ニューヨーク株式市場のダウ平均株価は売り注文が膨らみ、およそ317ドル下げ、3万8150ドル30セントで取引を終えました。