ドイツの自動車メーカー、フォルクスワーゲンがディーゼル車の排ガス規制を不正に逃れていた問題でウィンターコルンＣＥＯが２３日、辞任すると発表した。

　フォルクスワーゲンのウィンターコルンＣＥＯは２３日、「ディーゼルエンジンで見つかった不正の責任をとって辞任する」という声明を出した。ウィンターコルン氏は「不正については認識していなかった」としている。

　フォルクスワーゲンはエンジン不正問題の対象となる車が世界で１１００万台にのぼる可能性があるとしている。販売台数が昨年度世界一のフォルクスワーゲンの不正が発覚したことで、ヨーロッパやアメリカでは株式市場の自動車株全体が下落するなど、大きな影響を及ぼしている。