タリバン、アフガン北部の主要都市を制圧
アフガニスタン北部の主要都市クンドゥズが、反政府勢力「タリバン」に制圧されたことがわかった。主な都市が制圧されたのは2001年にタリバン政権が崩壊して以降初めて。
アフガン当局によると、タリバンは28日、クンドゥズに侵入し、政府関連施設などを襲撃した。治安部隊と衝突し、双方に死傷者が出たが、地元メディアによると、タリバンは病院や警察本部などを占拠したという。
アフガン内務省は、市街地が制圧されたことを認めた上で、部隊を増強して奪還するとしている。
アフガン第5の都市・クンドゥズはタジキスタン国境近くにある北部の交通の要衝。タリバンが主要都市を制圧したのは2001年にアメリカなどが侵攻して以降初めて。
これについて、ロイター通信によると、アメリカ軍が29日、クンドゥズ郊外で、タリバンに対して空爆を行ったという。