×

ロシア「イスラム国」への空爆開始を発表

2015年10月1日 6:40
ロシア「イスラム国」への空爆開始を発表

 内戦が続くシリア情勢をめぐり、ロシアは先月30日、過激派組織「イスラム国」への空爆を開始したと発表した。

 ロシア国防省によると、ロシア軍機が先月30日、プーチン大統領の命令でシリア領内にある過激派組織「イスラム国」の武器・弾薬倉庫などを空爆したという。プーチン大統領は先月30日、空爆の正当性を主張した上で、地上戦には加わらないことを明言している。

 ロシアはシリアで「イスラム国」と対峙(たいじ)できるのはアサド政権だけだとしており、今回の空爆もアサド大統領からの依頼を受けて政権軍を支援するための作戦としている。

 一方、ロイター通信がシリア反体制派の話として伝えたところによると、ロシアが空爆を行った場所は「イスラム国」ではなくアメリカなどが支援する反体制派の支配地域で、少なくとも36人の市民が死亡したという。