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露大統領、対「イスラム国」にアサド政権も

2015年9月28日 18:03
露大統領、対「イスラム国」にアサド政権も

 ロシアのプーチン大統領は、過激派組織「イスラム国」と戦うため、シリアのアサド政権を含めた新たな協力の枠組みを創設するよう提案したことを明らかにした。

 プーチン大統領は、27日に公開されたアメリカ・CBSテレビのインタビューで、アメリカ主導の「有志連合」が行っている作戦を批判した。

 そして、「イスラム国」との戦いには、欧米が退陣を求めているアサド政権を含めるべきだという考えを示した。プーチン大統領は「シリアの合法的な軍はアサド政権軍だけだ」と述べている。プーチン大統領は、アサド政権を含めた新たな協力の枠組みを作る考えをアメリカや中東諸国に伝えたという。

 ロシアはアサド政権への軍事支援を強めていて、アメリカは反発しているが、「有志連合」の作戦には限界も見えている。日本時間29日に行われる米露首脳会談でどのような意見が交わされるかが注目される。