地上で「イスラム国」と戦闘も~米国防長官
アメリカのカーター国防長官は過激派組織「イスラム国」との戦いをめぐり、人質救出などの奇襲作戦では、地上での戦闘も辞さない考えを示した。
「イスラム国」への作戦をめぐってアメリカ政府は「地上での戦闘任務は行わない」と説明しているが、今月、人質の救出作戦に参加したアメリカ兵が死亡したことが明らかになり、矛盾が指摘されていた。
27日に行われた議会上院での公聴会でカーター長官は、人質救出などの「奇襲作戦」では地上での戦闘も辞さないと述べた。
カーター長官「必要があれば『イスラム国』への攻撃で有能なパートナーを支援することや、空爆か地上戦かを問わず直接の作戦も辞さない」
一方で「対象が広がることはない」とも述べ、本格的な地上部隊の派遣はしない考えを改めて示した。