毎年6.5%超の経済成長率が必要~習主席
中国の習近平国家主席は来年から2020年までの5年間に、少なくとも毎年6.5%以上の経済成長率が必要であるとの方針を表明した。
国営の新華社通信によると、先月開かれた中国共産党の重要会議「五中全会」で、習近平国家主席は来年から2020年までの5か年計画について説明し、「2020年のGDP(=国内総生産)と国民の平均収入を2010年に比べ倍増させるという目標を達成するためには、必要な成長速度を維持しなければならない」と述べた。そのうえで、「来年から5年間の経済成長率は、少なくとも年平均6.5%以上が必要」との方針を表明した。
習主席は、経済のスピードよりも質を重視しつつ、「中高速成長」を保っていく方針を示しているが、「6.5%成長」という具体的な目標を掲げることで、経済の急減速を回避したいという姿勢を明確にしたものとみられる。