ロシア旅客機墜落 小型爆弾で爆破されたか
エジプトで墜落したロシアの旅客機をめぐり、ロシアの主要メディアは7日、旅客機は機体に仕掛けられた小型の爆弾で爆破された可能性があると伝えた。
ロシアの経済紙「コメルサント」の電子版は7日、墜落原因の調査当局に近い関係者の話として、「ロシア機が空中分解した原因は機体に仕掛けられた小型爆弾による爆発だった可能性がある」との見方を伝えた。
また、アメリカの偵察衛星が墜落現場付近の高い高度で大きな閃光(せんこう)を記録した後、空中で2、3回、さらに、地上での閃光を記録したという。
ロシアのメディアは、これまで、政府の「墜落原因の発表は公式調査を待つべき」とする方針を繰り返し伝えてきたが、プーチン大統領が6日、ロシアとエジプトを結ぶ航空便の運航停止を指示したことを受け、テロの可能性を伝える姿勢に転じたとみられる。