東アジアサミット 南シナ海問題で議論か
ASEAN(=東南アジア諸国連合)の首脳や安倍首相が参加する東アジアサミットが22日、開かれる。中国が埋め立てを進める南シナ海問題をめぐり、激しい議論が予想される。
マレーシアで開かれる東アジアサミットは、南シナ海問題が焦点となる。
21日、アメリカ・オバマ大統領は中国を念頭に「あらゆる主張を行う国は、新しい建設と軍事化を停止せねばならない」と述べ、ASEANとの共同声明で南シナ海での航行と飛行の自由を再確認する方針。
これに対し、中国の李克強首相は21日、「航行の自由といった問題にあおられ、域外の国が積極的に介入している。これは各国にとって利益にならない」と述べ、アメリカや日本などをけん制した。
NNNが入手した東アジアサミットの議長声明の草案では「複数の国が深刻な懸念を表明した」としており、アメリカと中国を中心に主導権争いが繰り広げられそうだ。