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北京の大気汚染“上限”超え 深刻な状況に

2015年11月30日 18:25
北京の大気汚染“上限”超え 深刻な状況に

 中国・北京の大気汚染は30日、汚染指数の上限を振り切って深刻な状況になっている。

 北京市内は、30日朝から灰色のスモッグに覆われ、昼前には、大気汚染指数の最悪レベルに達し、中国政府が定めている上限を振り切った。

 PM2.5の値は一時、1立方メートルあたり898マイクログラムと、日本の環境基準の25倍の数値を記録する地点もあり、深刻な状況が続いている。

 最悪レベルの汚染は、27日から断続的に続いているが、北京市は29日、重度の汚染が3日間続く見通しだとして、大気汚染警報で2番目に深刻な「オレンジ警報」を発令した。「オレンジ警報」が出されたのは、去年10月以来。

 お年寄りや子供などは外出を控え、一般の人はマスクをして外出するよう呼びかけている。

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