中国の少数民族政策を批判したなどとして起訴された中国の人権派弁護士の初公判が１４日、北京で開かれた。

　人権派弁護士の浦志強氏はインターネット上に政府の政策を批判する書き込みを行い、騒動を引き起こした罪などで今年５月に起訴された。

　初公判が開かれた裁判所の前には多くの支援者や欧米も含めたマスコミ関係者が集まったが、警察がこれを排除しようとし、現場は騒然とした。

　浦氏の支援者「彼の無罪を願っている。法に正義と公平が少しでも残っていることを望んでいる」

　弁護士によると、浦氏は１４日の裁判で、「自分の書き込みが人を傷つけているのであれば謝る」と述べたということだが、罪状を認めるかどうかは聞かれなかったという。