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米FRB 政策金利0.25%引き上げ決定

2015年12月17日 7:14
米FRB 政策金利0.25%引き上げ決定

 アメリカの中央銀行にあたるFRB(=連邦準備制度理事会)は、日本時間の17日午前4時、9年半ぶりとなる利上げを決定した。

 アメリカの利上げは金融政策を決める委員の全会一致で決まった。多くの市場関係者の予測通りだったことからダウ平均株価は200ドル以上、値を上げた。

 FRBの委員会は「今年の雇用状況が大きく改善し、目標とする2%の物価上昇率の実現に確信が持てる」ことを理由に挙げ、政策金利を0.25%引き上げることを決めた。

 アメリカは、2008年のリーマンショックの後、事実上の「ゼロ金利政策」を続けてきた。日本やヨーロッパでは大規模な金融緩和策が続く中、アメリカだけが抜け出した形。

 FRBのイエレン議長は記者会見で、世界経済が混乱しないよう、今後、追加の利上げは緩やかなペースで行うことを示唆した。

 アメリカの判断が世界各国の経済状況に直結してくるだけに、来年、追加の利上げがいつ、何回行われるのか目が離せない状況は続く。