鉱山崩落から6日目、8人の生存確認 中国
中国・山東省で25日に起きた鉱山の崩落事故で、坑内に閉じ込められていた作業員のうち、8人の生存が確認された。事故発生から6日目の生存者の確認となった。
山東省平邑県の石こう鉱山で25日に発生した崩落事故では、作業員1人が死亡、17人が今も坑内に閉じ込められていて、救出活動が続いている。
中国メディアによると、救援チームが30日に坑内にカメラを入れたところ、作業員8人の生存を確認、うち1人はカメラに向かって手を振ったという。健康状態に問題はなく、坑内に携帯電話を入れて連絡を取りつつ、食べ物や照明器具などを届けているという。残る9人の作業員についての安否はわかっていない。
この事故をめぐっては、27日、石こう鉱山の経営会社の会長が自殺したほか、崩落した鉱山がある平邑県のトップら4人が責任を問われ解任されている。
地元当局は、救出活動を急ぐとともに、現場近くにある、今は使われていない別の鉱山が崩れたことが、崩落の原因となった可能性があると見て原因を詳しく調べている。