IMF 世界成長率を3.4%に下方修正
IMF(国際通貨基金)が19日、新たな世界経済見通しを発表し、今年の成長率について前回の予測より0.2ポイント引き下げ3.4%とした。
IMFの発表によると2016年の世界経済の成長率予測は3.4%、2017年の予測は3.6%だった。去年10月時点の予測と比べると、いずれも0.2ポイント下方修正されている。中国経済の成長が鈍っていることに加え、原油など一次産品の価格が下がっていることなどが今後のリスクになるとみている。IMFは「リスクを管理しなければ、世界経済の成長は頓挫するかもしれない」と懸念を示している。
日本の2016年の成長率は1.0%で前回の予測と変えていない。
一方、去年の世界経済の成長率については「現時点で3.1%と推定される」としている。