シリア「国境なき医師団」の病院などに攻撃
国連は15日、内戦が続くシリア北部で学校や病院が攻撃を受け、市民ら約50人が死亡したと発表した。
国連によると、シリア北部のアレッポ県やイドリブ県で15日、2つの学校や、国際的な医療支援団体「国境なき医師団」の病院を含む少なくとも5つの医療機関がミサイル攻撃を受け、子どもを含む約50人の市民が死亡したと発表した。潘基文事務総長は「明らかな国際法違反だ」と非難するコメントを出した。
誰による攻撃かは明らかになっていないが、国境なき医師団は「アサド政権かロシア軍によるものだ」としている。一方、アサド政権側は「アメリカ軍だ」として関与を否定した。
さらにシリアでは15日、トルコとの国境近くの街、アザーズでも病院や学校が攻撃され、トルコのダウトオール首相はロシアによるミサイル攻撃だと非難している。