「医師団」支援病院が攻撃受ける 4人死亡
内戦状態が続く中東のイエメンで、「国境なき医師団」が支援する病院が攻撃を受け、少なくとも4人が死亡した。
「国境なき医師団」は10日、支援しているイエメン北部の病院が攻撃を受け、少なくとも4人が死亡し、10人がケガをしたと発表した。ケガ人のうち3人は「国境なき医師団」のスタッフだという。
イエメンでは、サウジアラビアなどが支援する政権側とイランが支援しているとされるイスラム教シーア派系の武装組織「フーシ派」の間で内戦状態となっているが、「国境なき医師団」は、攻撃がどちらによるものかは分かっていないとしている。
サウジアラビアとイランの緊張が高まる中、代理戦争の様相を呈するイエメンの戦闘もさらに激しくなることが懸念されている。