中国 人工島に「レーダー施設」建設か
アメリカのシンクタンクは22日、南シナ海の南沙諸島に中国が造った人工の島の新たな衛星写真を公開し、高性能のレーダー施設の建設が進んでいるもようだと指摘した。
CSIS(=戦略国際問題研究所)が公開した衛星写真は、先月末から今月にかけて撮影されたもの。南沙諸島にある複数の人工の島で、広い範囲を探知できる高性能のレーダー施設の建設が進んでいるもようだとしている。
中国はすでに西沙諸島でもレーダーによる監視網を整備しているとして、今回の建設によって南シナ海全域を監視できるようになると分析している。
こうした中、中国の王毅外相が訪米し、23日にケリー国務長官と会談する予定。ケリー長官は中国が進める軍事化の動きに、直接、強い懸念を伝えるものとみられる。