今日から米韓合同軍事演習 北朝鮮強く反発
アメリカと韓国が朝鮮半島の有事に備えた過去最大規模の合同軍事演習を7日朝から始めた。これに対して北朝鮮は7日朝、「挑発に対応するため総攻勢に入る」と強く反発している。
韓国で7日から来月末まで行われる合同軍事演習は、北朝鮮の核実験と事実上の長距離弾道ミサイルの発射を受け、過去最大の規模で実施され、アメリカ軍と韓国軍から30万人以上が参加する。
演習は毎年行われているが、韓国の国防相は1月の北朝鮮による核実験の直後から今回の演習を過去最大の規模で最先端のものにすると強調してきた。演習にはアメリカ軍の原子力空母やステルス戦闘機などが参加する。
北朝鮮は演習に強く反発していて、7日朝、声明を発表し、「アメリカ本土を標的にする核攻撃の手段が恒常的な発射待機状態にある」とした上で、「挑戦に全面対応するために総攻勢に入る」と威嚇している。
今後、短距離弾道ミサイルの発射などを行う可能性もあり、緊張が高まっている。