比の南シナ海パトロール 中国、強い不快感
フィリピンが日本の自衛隊から練習機の貸与を受け、南シナ海でパトロールにあてると発表したことについて、中国外務省は「中国の主権に挑戦しようとするなら断固反対する」と強い不快感を示した。
フィリピンは日本の自衛隊の練習機5機を借り受けて、南シナ海を中心とするパトロール任務にあてることを9日、アキノ大統領が発表した。
これに対し、中国外務省の報道官は10日、「フィリピンの行動が中国の主権と安全に挑戦しようとするものならば、断固反対する」と述べ、強い不快感を示した。
一方、日本に対しても「南シナ海問題の当事者ではない」と主張した上で、「地域の平和と安定を損なうことをしないよう望む」とけん制した。