欧州と露、共同で“火星探査機”打ち上げ
火星に生命が存在したかどうかを探るため、ヨーロッパとロシアが共同で14日、探査機を打ち上げた。
中央アジア・カザフスタンの宇宙基地からロシアのロケットで打ち上げられた探査機は、火星での生命活動を探るもので、ヨーロッパとロシアとしては初めての試みになる。
ロシア宇宙庁によると、探査機は今年10月に火星に到達して火星を周回する軌道に入り、生物と関係が深い気体であるメタンガスなどが火星の大気にどのように分布しているか調べる計画。
この計画はもともとヨーロッパ宇宙機関がNASAと提携して進めていたが、NASAが途中で撤退したため、ロシア宇宙庁との協力で実現したもの。
2018年には探査機が火星に着陸する計画もあり、今後、ヨーロッパとロシアが宇宙分野での協力を深めるとみられる。