外国人5人を除き乗客解放 ハイジャック
乗客・乗員ら64人が乗ったエジプト航空の国内線の旅客機が飛行中にハイジャックされ、キプロスの空港に着陸した。外国人の乗客と乗員を除くほとんどの乗客が解放された。
エジプト航空によると、ハイジャックされたのは、エジプト第2の都市アレクサンドリアからカイロに向かっていたエアバス320、エジプト航空181便。
旅客機には乗客56人、乗員7人に加え、保安要員の1人、あわせて64人が乗っていて、キプロス東部のラルナカの空港に着陸したという。ハイジャック犯は、爆弾ベルトを体に巻き付けていて、行き先をキプロスに変更するよう命令したという。
着陸後、エジプト航空の担当者がハイジャック犯と交渉していたが、これまでに5人の外国人と乗員を除く乗客が解放された。
ロイター通信によると、乗客にはイギリス人8人とアメリカ人10人が含まれているという。日本人が含まれているかどうかはわかっていない。
エジプトでは去年10月、乗客乗員およそ220人を乗せたロシアの旅客機が東部のシナイ半島で墜落、過激派組織「イスラム国」が犯行声明を出していた。